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“自他共の勝利”の連帯を拡大――あす、国際人種差別撤廃デー



 本年1月20日、全世界の目がアメリカの首都ワシントンDCに注がれた。バラク・オバマ氏が、黒人(アフリカ系)として史上初めて、アメリカ合衆国大統領に就任したのである。
 第16代リンカーン大統領が奴隷解放を宣言したのは1863年。しかし、その後も、多くの黒人が筆舌に尽くせぬ人種差別の苦しみを味わってきた。
 1950年代から60年代に巻き起こった米国の公民権運動は、いまだ公然と続く差別に対する戦いであった。キング博士は1963年、ワシントン大行進での歴史的な演説で、“肌の色ではなく、その人間性の中身によって評価される日がくることが夢だ”と訴えた。

 オバマ大統領の誕生は、人々の「夢」の実現の一つであることは間違いない。多数の国民の意識が変わりつつあるのも確かだ。だが、多くの識者が指摘するように、これで人種問題のすべてが解決すると考えるのは安易であろう。

 かつて池田名誉会長は、ハーバード大学での2度目の講演(1993年9月)で、「私は人の心に見がたき一本の矢が刺さっているのを見た」との釈尊の言葉を引き、人間生命に巣食う「差異へのこだわり」の克服こそが、平和と普遍的人権の創出への第一歩だと訴えた。

 重要なのは、どうすればその「矢」を抜き去ることができるかである。法律の制定や制度の変革も重要だ。だが、差別の「根」が人間の心にある以上、それだけでは限界がある。「人間生命は人種などの違いを問わず絶対に平等であり、尊い」という強固な規範を、一人一人の内面に厳然と打ち立てねばならない。

 
 万人の中に尊貴な仏の生命(=仏性)が具わると説く仏法哲理は、人間の尊厳と平等を高らかに宣言した“差異への挑戦”の大哲学である

 戦後日本で「貧乏人と病人の集まり」と蔑まれた人々が絶望の淵から立ち上がり、宿命の鉄鎖を断ち切って幸福・勝利の逆転劇を演じてきた創価学会の歩み。最も苦しんだ人が最も幸福に! と語る池田名誉会長の渾身の励ましによって、今や世界192カ国・地域に広がるSGIの人間革命運動こそ、人類史に輝く模範の民衆連帯であると訴えたい。

 あす21日は、国連の「国際人種差別撤廃デー」。仏法の生命尊厳の哲学を語り広げ、「自他共の勝利」のスクラムを社会に一段と拡大しようではないか。


社説 2009年3月20日
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