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4月2日、国際子どもの本の日――
親子で「読書」の習慣を!



 4月2日は「国際子どもの本の日」。
 ドイツの作家ケストナーが綴った子どもの本に、『飛ぶ教室』がある。
 寄宿舎で生活する個性豊かな5人の少年が、大人たちに見守られるなかで友情を育み、成長していく物語である。
 ――ある時、5人は、他校の生徒に捕まった友の救出に向かう。禁止されていた無許可の外出だった。
 一戦を交え、見事、寄宿舎に“凱旋”した5人。「正義さん」と呼ばれる舎監の先生が待っていた。
 規則に背いたことはわかっている。それでも友を助けに、飛んでいくしかなかった――そう口を揃える5人に、正義さんは、自分の部屋へお茶に招くという、心憎い“罰”を与えるのである。
 ケストナーは前書きに記している。
 「かしこさをともなわない勇気はらんぼうであり、勇気をともなわないかしこさなどはくそにもなりません! 世界の歴史には、おろかな連中が勇気をもち、かしこい人たちが臆病だったような時代がいくらもあります」(山口四郎訳)
 本書が発刊されたのは1933年。ナチスが政権についた年である。
 当時、ナチスを批判した作家は迫害され、次々と亡命した。しかしケストナーは祖国にとどまった。自国では発禁処分とされたが、主にスイスで出版し、正義と勇気の光を送り続けたのである。
 命を賭す覚悟をもって書き記された書物は、時代を超え、国を超えて読み継がれる。そこに漲る精神の巨大なエネルギーが、人々の魂を揺さぶらずにはおかないのだ。
 戸田第2代会長は青年に語った。
 「くだらない雑誌なんか読んで、面白がっているようで、どうする。三流・四流の人間になるのか。長編を読め。古典を読め。今、読んでおかないと、人格はできない。本当の指導者にはなれない」
 池田名誉会長もまた、読書の重要性を訴えてやまない。自ら創作物語や数々のスピーチ、エッセー等を青少年に贈り、正義や勇気や友情、そして親孝行の大切さなどを温かく説き続けてきた。
 文は人なり。師弟不二の道に生き抜いてきた人間指導者の呼びかけは、若い命にまっすぐに響いているのである。
 名作・古典は、先人たちの精神闘争の結晶だ。私たち大人も広々と心の窓を開き、親子で「読書」に励み、「成長」の歩みを続けていこう。

社説 2009年3月31日 聖教新聞ご案内 SEIKYO online
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