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あす、国際生物多様性の日
生命と環境を守る哲学を



 あす22日は「国際生物多様性の日」。1992年5月に採択された、「生物の多様性に関する条約」を記念する国際デーの一つである。
 同条約は、地球上のあらゆる生物の多様さを、生息環境とともに最大限に保全し、その持続的な利用を実現することなどを目的としている。2008年7月現在、日本を含む190カ国および欧州共同体が締約国として参加。明年10月には、名古屋市で「第10回締約国会議(COP10)」も予定されている。
 「生物多様性」とは、地球上の生きものたちの豊かな個性とつながりを意味する言葉だ。現在、科学的に明らかにされている生物種は約175万種。未知のものを含めると、その数は3000万種ともいわれる。地球上のあらゆる種は、人類と地球環境を共有しており、多様な生物が生存できるということは、地球環境の健全さを示す指標である。
 だが、05年3月に発表された「ミレニアム生態系評価」によれば、人間は過去数百年にわたり、地球の歴史上、平均的な絶滅速度の100〜1000倍も、種の絶滅速度を増加させた。その結果、既知の哺乳類、鳥類、両生類の10〜30%に絶滅の恐れがあるとされている。
 生物が減少する原因は、森林の減少、外来種による生態系の喪失やかく乱、生物資源の過剰な利用など。問題は、その多くが人間活動に起因していることだ。
 仏法では「依正不二」と説く。依報(環境的側面)と正報(主体的側面)は一体不二であり、環境を破壊することは、人間自身を破壊することにつながる。
 牧口初代会長は1903年に『人生地理学』を著し、依正不二の観点から「自然との共生」の在り方を示した。
 池田名誉会長もまた、「地球生態系の保全は、国境を超えた人類共通の課題であり、“同じ地球で生きている”という一人一人の強い自覚と責任感なくしては、解決への糸口を見いだすことは困難」と述べている。
 自然との共生なくして人類の繁栄はない。
 今、必要なのは人間自身の「エゴの克服」であり、言い換えれば「人間革命」の実践だ。「人類益」「地球益」に立って、生命の尊厳を守る運動を、地球市民の視座から幅広く展開していかなくてはならない。
 そこに「環境の世紀」を開く希望のカギがあることを確信して進みたい。

社説 2009年5月21日 聖教新聞ご案内 SEIKYO online

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