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きょう、生誕138周年
現代に光る牧口初代会長の魂



 「ソフト・パワー」の概念で知られる国際政治学者ジョセフ・ナイ氏は、池田名誉会長と対談した際、次のように語っている(1991年5月)。
 「アメリカがもし……ソフト・パワーの重要性を理解しなかったならば、そこに初めて衰退が始まるのです。
 “ハード・パワー”が相手を威圧的に“屈服させる”力だとすれば、“ソフト・パワー”は自分のしたいことをさせながら相手を取り込み、リードする力といえます。それ自体の魅力をもって、相手を魅了していく力です。これには、名誉会長がおっしゃったように、文化の魅力や、国際的な協力などが挙げられます」
 このソフト・パワーの重要性を今から100年以上前に指摘した、数少ない人物の一人に、牧口常三郎初代会長をあげることができる。
 日露戦争の前年(1903年)、32歳の牧口会長は大著『人生地理学』の結論近くで、人類の発展段階を四つに分けて論じた(第30章「生存競争地論」)。
 すなわち暴力をともなう「軍事」「政治」「経済」の競争の限界を説き、非暴力の「人道的競争」こそ、人類が目指すべき唯一の道だと強調。帝国主義が猛威を振るう渦中、国家間の「利己主義」を否定し、「他を益しつつ自己も益する方法を選ぶにあり」と断言したのである。
 しかし、その理想を目指す教育革命、宗教革命の途上、牧口会長は国家権力によって獄死を遂げた。
 牧口会長の思想は、日蓮大聖人の魂とも深く共鳴している。「不軽菩薩の人を敬いしは・いかなる事ぞ教主釈尊の出世の本懐は人の振舞にて候けるぞ」(御書1174ページ)の一節は、仏法流布の原動力が人道的競争にあることを示す。
 威圧で人の心は動かない。利他の行動こそ、人を動かし自らも満足できる、いわば“究極のソフト・パワー”である。
 本年4月、アメリカのオバマ大統領は初の欧州訪問で、「核兵器を使用した唯一の核保有国として、行動する道義的責任がある」と自身の決意を表明した。この画期的なプラハ演説は、長年にわたって池田名誉会長が提言してきた核廃絶の理念と一致する。
 「新たな帝国主義の時代」と言われる現代を、真の「人道的競争の時代」たらしめるために――その先頭を切り開く民衆運動のさらなる展開を、牧口会長の生誕記念日にあらためて決意し合いたい。

社説 2009年6月6日 聖教新聞ご案内 SEIKYO online

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