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勝負を決する“勇気の一歩”



 心に残る名勝負だった。今月5日に行われたテニスのウィンブルドン男子シングルス決勝。4時間18分の死闘の末に、スイスのロジャー・フェデラー選手が、2年ぶり6回目の優勝を果たした。
 大会史上最多の「77ゲーム」にもつれ込む大接戦。激しい打ち合い。最後まで“粘り”と“攻め”のプレー。熱闘を制したのは王者の側だった。
 持てる力を「すべて出し切った」勝利への集中力に目を見張る。今の我々にも相通ずる戦いぶりではないだろうか。
 創価学会の組織は、広宣流布の使命を帯びた唯一の“仏の大連帯”である。この誇りで師とともに、全同志の祈りと行動が一つになった時、無限の力が発揮される。
 勝利を決するのは、第1に幹部率先の勢い。そして、第2に「どれだけ多くの人が自らの力を発揮できるか」といえるだろう。皆が全力を出し切るために、かつて池田名誉会長が紹介した“綱引き”のリンゲルマン効果の話を再確認したい。
 それは、綱を引く人数が増えれば増えるほど個人の出す力が減る、という実験の成果。人に頼る心がある限り、自らが持っている力を存分に発揮することはできないことの戒めである。
 かのガンジーは「世界で最も偉大な人は常に一人立つ」との言葉を残した。池田門下の我々は、もう一歩、あと一歩と一人立ち、自身の限界突破に挑みたい。“誰かではなく、自分! いつかではなく、今!”との勇気をふりしぼる人の心の中に、すでに全軍の勝利はある。
 ともあれ、いかなる世界も事を成就する時、最後の敵は自分だ。その敵に打ち勝った人のみが悲願の勝利を手にする。その原動力は、信念を貫き通す「勇気・元気・強気」にあると銘記したい。
 戸田第2代会長は晩年よく、「人生は強気でいけ」と語っていたが、日々の生活闘争に勝つにも、この“三つの気”が大切といえそうだ。「師子王は百獣にをぢず・師子の子・又かくのごとし」(御書1190ページ)との御聖訓を心肝に染め、大勇を出して前進しよう。そこに思いもよらぬ大いなる境涯が開けていく。
 「勇気の前には、運命さえ頭を下げる」とは、トルコのことわざ。どちらが勝ってもおかしくない接戦であるほど、しぶとく粘り、ラストチャンスを確実に攻め抜いたほうが勝つ。スポーツに限らず、勝負の世界の鉄則だ。

社説 2009年7月9日 聖教新聞ご案内 SEIKYO online

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