創価学会お仏壇
大唱堂

月面着陸から40周年――共生へ「人間革命」の一歩を



 「満月の闇夜を照すが如し」(御書1501ページ)。日蓮大聖人は、法華経を深く信じる功徳を、暗夜を照らす満月に譬えられた。街に灯りがあふれ、暗闇の少なくなった今でも、ビルの谷間や山の端に浮かぶ「月」の美しさに、ふと足を止めたことが誰にもあるだろう。
 私たちの地球は、月の約4倍の大きさ(直径)がある。満月の夜には、月を横に四つ連ねて、それらを囲む大きな丸(円形)を想像してみるとよい。もしも月から地球を眺めると、その大きさで見えるはずだ。青い海、白い雲、茶色の大地……宇宙飛行士たちは異口同音に、その格別な美しさを称えている。
 人類が初めて月面に降り立って、きょうで40周年を迎えた。アポロ11号・アームストロング船長の「一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍である」との言葉は、宇宙時代の幕開けを象徴していた。
 月は思いのほか、遠い。例えば、地球を直径20センチのバレーボールの大きさにすると、月は6メートル先に浮かぶ、テニスボールよりも小さな球。人間を遠い月に送り込み、生還させることは、当時の科学技術では最も困難な挑戦の一つだった。
 月面着陸は、軍事的にも対立していたアメリカとソ連による、国の威信を懸けた競争とともに成し遂げられたが、“外から地球を見る時代”の始まりは、逆に、“対立することの愚かさ”を人類に教えることになったと言える。
 宇宙から見ると、地球の大気の層は極めて薄い。例えば、有害な宇宙線を吸収するオゾン層の高さは地上約50キロ。直径20センチ大の地球で言えば、0・8ミリもない薄い膜にすぎない。限られた空気、水、大地……それらは、人類が対立を乗り越えて“共有”しない限り、いとも簡単に失われることがわかってきたのである。
 月面到着から3年後、歴史家トインビー博士と対談した池田会長(当時)は、人類の生存の危機を乗り越えるカギは、自らのエゴをコントロールする「全人間的な改革」、すなわち「人間革命」であると強調した。国連など、世界の秩序を守る“仕組み”は当然必要であるが、民族・国家のエゴを乗り越える「人間内面から始まる運動」を伴わなければ、新たな対立を生む原因ともなるだろう。
 人間革命への挑戦という、私たちの日々の「小さな一歩」は、人類共生への「大きな飛躍」へと連なっている。

社説 2009年7月20日 聖教新聞ご案内 SEIKYO online

聖教新聞
(過去ログ)
今週のことば

創価学会お仏壇仏具お店,数珠念珠と法華経日蓮に三色旗,東京大田区,埼玉鶴ヶ島,SOKA Butsudan SGI Nichiren

PCサイト
創価学会お仏壇

お問い合わせ
Taisyodo