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健康・無事故で完勝の夏を



 「夏のころなれば民のいとまも候はじ」(御書1511ページ)とあるように、農作業が繁多な夏は、昔から庶民が一番忙しい季節だった。
 「忙」の字は「心を亡くす」と書く。多忙ばかりが理由ではないだろうが、わずかな心配りを怠ったために惨事につながった水難事故や山での遭難などが、毎年、夏に発生している。
 水の事故はこの10年で減ってはいるものの、昨年の警察庁の統計では、水難者の約半数が死者・行方不明者となっている。ひとたび起これば重大な結果になりやすいのが水難の特徴である。一方、山岳遭難は増える傾向にあり、特に、中高年の遭難者が増えている。
 禁止区域への立ち入り、天候の未確認、体調不良の無視――基本的なルールや当たり前の注意を忘れてしまう油断が、思わぬ事態を招くことがある。「忘」の字も「心を亡くす」と書く、もう一つの漢字であることを銘記したい。
 この夏に増えるであろう、車での長距離移動にも同じことが言える。シートベルトの着用やスピード制限の順守は当然として、前日は十分な睡眠で体調を整え、こまめに休憩を取りながら運転することが大切だ。水分補給にも気を付けたい。
 忘れがちなのが、車の万全な整備である。エアコンを付けっ放しで運転する場合が多い夏は、渋滞での低速走行と相まって、バッテリーのトラブルが発生することが多い。冷却水の不足や温度の上がり過ぎによる「オーバーヒート」にも注意を要する。
 もちろん、自身の体調管理も、夏を有意義に過ごす基本中の基本である。すべては具体的な「用心」に尽きる。無事故・健康を期すため、いかにして“心を亡くさない”ようにするかが問われよう。
 大切なのは日々の勤行・唱題を根本に、多忙な中でも規則正しい生活リズムを心がけることである。そのためには、朝に勝つことだ。朝の祈りが一日のリズムをつくる。そこから、疲労の蓄積や睡眠不足を退ける、健康的な生活も始まるのだ。
 「月月・日日につより給へ・すこしもたゆむ心あらば魔たよりをうべし」(同1190ページ)。あわただしい毎日だからこそ、魔に付け入るスキを与えない強い一念で進んでいきたい。日々、朝日を浴びて朗々と祈り、ともどもに完勝の夏を飾ろうではないか。

社説 2009年7月30日 聖教新聞ご案内 SEIKYO online

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