創価学会お仏壇
大唱堂

あす、先住民の国際デー
“差異へのこだわり”超える哲学



 あす9日は「世界の先住民の国際デー」。1982年8月9日に、先住民が抱える人権・環境・教育などの問題に関し、国連が初めて作業部会を行ったことにちなみ、94年に制定された。
 世界の先住民族は約5千。その総人口は3億人以上とも言われる。住み慣れた土地を奪われ、差別や貧困などに苦しむ民族も少なくない。
 先住民の文化・習俗を踏みにじった、侵略や同化政策への抵抗は、時にテロや紛争という暴力を生み、戦禍の原因にもなってきた。その火種は今もくすぶり続け、世界の平和に影を落としている。
 国際社会は、国連を中心に、先住民や少数民族の権利回復と文化の尊重に、ますます力を注ぐ必要がある。
 先住民の問題に限らず、異なる文化が出合う時、しばしば世界には新たな争いが起こる。歴史家のトインビー博士も「外国の文化を受け入れるということは苦痛と同時に、非常な危険を伴うもの」(『世界と西欧』吉田健一訳)と論じている。文化間摩擦を解消するには、各国の指導者と民衆が、他者と心を結ぶ精神的な基盤をもつことが大切だろう。
 インターネットなどで、世界の情報を時々刻々と知ることができる時代。しかし、情報や知識の向こうにある、人々の「生老病死」の苦悩を深く感じ取る想像力や共感力を磨かなければ、差別や紛争は克服できない。人間自身の“差別する心”の変革こそ、根本の課題なのだ。
 仏法の生命哲学は、誰もが持つ“差異へのこだわり”というエゴの殻を打ち破り、人類の共生への大道を切り開く最高の指標にほかならない。
 ニュージーランドの先住民マオリ族を代表し、ラウカワ統治信託委員会のマッケンジー教育長官が語っていた。
 「池田博士が提唱される『創価の哲学』は、人間の尊厳性を説き、世界のあらゆる人々を結びつけるものです。歴史上、辛酸をなめ続けてきたマオリにこそ、この『創価の哲学』が必要だと感じるのです」と。
 全国、そして世界192カ国・地域で妙法の同志が繰り広げる慈悲の対話は、人類の希望の大潮流なのである。
 「人間の歴史は 虐げられた者の勝利を忍耐づよく待っている」(山室静訳)と、インドの詩聖タゴール。我らは歴史の最先端を歩む誇りで、民衆の逆転勝利のドラマを綴ろうではないか。

社説 2009年8月8日 聖教新聞ご案内 SEIKYO online

聖教新聞
(過去ログ)
今週のことば

創価学会お仏壇仏具お店,数珠念珠と法華経日蓮に三色旗,東京大田区,埼玉鶴ヶ島,SOKA Butsudan SGI Nichiren

PCサイト
創価学会お仏壇

お問い合わせ
Taisyodo