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きょうから「環境衛生週間」
「エコ」を生き方に高める哲学



 時代は、空前のエコブームである。
 街を歩いているだけで、エコという言葉に出あう。「エコカー」「エコポイント」「エコバッグ」……。意識しないままエコ商品を手にしている場合も多い。今や、エコはライフスタイルの一部となった。地球環境の危機を実感するなか、人々の意識も深まっている。
 内閣府が発表した「環境問題に関する世論調査」(2008年)によると、ごみ問題について「関心がある」と回答した人は92・4%に上った。
 ごみ減量化への取り組み(複数回答)では、62・0%が「レジ袋をもらわないよう、買い物袋を持参したり簡易包装を店に求めたりしている」と回答。05年の調査時の2倍近くになった。「詰め替え製品をよく使う」も63・3%と前回から8・3ポイント増えている。
 ごみ問題をはじめとする環境への意識の高まりを示す結果となった。
 一方で、環境省による「ごみの総排出量の推移」データによると、06年度時点での生活系(家庭)ごみの排出量は3622万トンで、1994年度から横ばい傾向が続いている。
 国民の意識変化が、必ずしもごみ削減に結実しているとは言い難い状況がうかがえよう。あらためて、環境問題の改善が容易ならざることを痛感する。
 単なるブームを超えて、より本源的な意識の変革と実行の道筋を国民に示し、定着させる努力が肝要であろう。
 環境問題に限らず、「自分さえよければ」「自分には関係ない」といった利己的な態度では、文明の未来は決して開けない。近年、科学者や環境問題の研究家の中に「宗教(性)の復権」を語る識者が多く見られるのも、人間自身の精神的な向上が、どれほど大切であるかを実感するゆえであろう。
 人間(正報)と環境(依報)は一体不二であると説く仏法の生命哲学は、文明の行き詰まりを打開する根本的な視座を提起している。
 大は地球環境から、小は地域・近隣の絆にいたるまで、“他者に支えられて我あり”という共生と感謝の哲学を広げることこそ、不信と分断を繰り返してきた人類文明の新しい地平を開く希望となるにちがいない。
 きょう24日から「環境衛生週間」が始まる(10月1日まで)。日頃の生活スタイルを見直すとともに、自身の環境に対する姿勢を問い直すきっかけとしよう。

社説 2009年9月24日 聖教新聞ご案内 SEIKYO online

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