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あす、世界食料デー“食”の安全保障へ意識を持て



 「食なければ・いのちた(断)へぬ」――日蓮大聖人の御聖訓である(白米一俵御書、1596ページ)。食べ物がなければ人は生きていけない。しかし現代では、食料が命を支えるだけでなく、経済活動の道具になっている。
 あす16日は、「世界食料デー」(国連食糧農業機関=FAOが制定)。食と命の未来を考える機会としたい。
 日本が1年間で廃棄する食べ物の総量は1900万トンに上る。この中には消費期限内の食べ物も多く含まれている。
 一方、本年末で飢餓人口は史上最高の10億2000万人に達するという。人類の6人に1人が飢えているのだ。
 牧口初代会長は100年以上前、人間の衣食住が世界と深く関わっている事実を指摘し、“我々の命は世界に懸かっている”と訴えた(『人生地理学』)。現代に最も必要な国際感覚であろう。
 飢餓の原因には、金融投機による穀物価格の高騰や気候変動もあるが、やはり戦争をはじめ「政治の責任」が大きい。
 また、最新の生命工学による“自殺する種子”が問題視されている。その種から実った次世代の種が自殺するよう、遺伝子そのものを操作してしまうのだ。農家は毎年、巨大企業から種を買い続けねばならなくなり、困窮する。恐ろしい発想だ。このような営利至上主義の動きには強い批判が起きている。
 池田SGI会長は本年1月の「SGIの日」記念提言に記した。
 「今から35年前、飢餓で苦しむ人々を尻目に、“食糧戦略”なる言葉が横行していた時代にあって、私は、人間の生命の基である食糧を国家間の政争の具にしてはならないとの思いから、『世界食糧銀行』の構想を世に問いました」
 SGI会長の訴えは、ますます重要性を帯びている。昨年の洞爺湖サミットでは“国際的な食糧備蓄システム”を検討する一文が首脳声明に盛り込まれた。まさに「(SGI会長の)構想の実現に向け、大きく踏み出されることになった」(東京農業大学・田中俊次教授)のだ。
 日本の食料自給率の低さは、先進国の中でも際立っている。グローバル化が進むなかで、国内の自給率の向上は喫緊の課題となっている。
 農漁村部の友をはじめ、食と命を支える方々への感謝を新たにするとともに、世界規模の「食料安全保障」の確立へ英知が結集されゆくことを願う。

社説 2009年10月15日 聖教新聞ご案内 SEIKYO online

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