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青少年を薬物の魔手から守れ



 芸能人のほか大学生や会社員などが大麻、覚せい剤の使用・所持によって逮捕されるニュースが後を絶たない。
 警察庁によると、本年上半期の大麻の密売や所持などによる摘発事件数は、昨年同期比で21%超上昇し、上半期として統計の残る1991年以降で最多だったという。年代別では、20代以下が全体の6割以上を占め、若年層での薬物汚染の深刻な実態が浮き彫りとなった。
 薬物はインターネットや携帯電話を通して、子どもでも容易に入手できる。薬物事件はどこか遠いところの話ではなく、身近な問題であることを認識しなければならない。
 なぜ薬物に手を出してしまうのか。(財)麻薬・覚せい剤乱用防止センターによると、使用を始めたきっかけとして、「やせられる」「自信がつく」といった誘い言葉に乗せられ、薬物とは知らずに手を出したり、「憂鬱から逃れたい」といった理由が挙げられている
 満たされない毎日、不安感や自身の存在感の希薄化など、生きる目的を見失い、安易な方法で幸福を得ようとする心のすき間が、とりわけ青少年の間で広がっているといえよう。
 同センターは、薬物乱用の恐ろしさについて「単に乱用者自身の精神や身体上の問題にとどまらず、家庭内暴力などによる家庭の崩壊、さらには、殺人、放火等悲惨な事件の原因にもなり、社会全体への問題と発展」すると訴えている。
 未来を担う青少年層への汚染の背景には、一般社会への静かな浸透がある。これを食い止める一つの方法は、地域に“絆社会”を築き上げることである。
 人間関係をつくりながら生きる勇気と希望を与えていく地道な行動こそ、薬物乱用防止への道筋であると確信したい。
 かつて池田名誉会長は「子どもたち一人ひとりが、家族の宝であり、社会の宝であり、世界の宝である。未来の宝であり、人類の宝」であると述べ、「希望の若芽を、どう育んでいくか。その清新なる生命の力を、どう伸ばしていくか。ここに、二十一世紀の命運がかかっている」と綴っている。
 「あなたの存在は何よりも尊い」という生命尊厳の哲学を語りかける――創価の人間主義の運動こそ、安全・安心の社会を創出し、青少年を守るオアシスとして、地域社会の未来を明るく照らす希望となることを肝に銘じよう。

社説 2009年10月17日 聖教新聞ご案内 SEIKYO online

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