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“心と心を深く結ぶ”年賀状を



「彼の人に書きもするなり年始状」(高浜虚子)。あの人にも、この人にも……と、知人・友人の顔を次々と思い浮かべながら、年賀状づくりにいそしむさまが連想できる句である。
 もうすぐ師走。年賀状の準備が気になる時節を迎えた。
 先日、ある友の話が心に残った。
 昨年、母を亡くし、喪中の欠礼状を送付したため、今年の正月は年賀状が届かなかった。それが、「思いのほか寂しかった」という。そして、数葉届いた寒中見舞いのうれしかったこと。「だから今年は」と友が言う。「年賀状づくりをおろそかにせず、とともに欠礼状が届いた人には必ず寒中見舞いを、可能な人には今年中に丁重な返信を届けたい」と。
 年末は、何かと多忙を極める。そのさなかの賀状づくりは大変である。最近は“虚礼廃止”として、年賀状のやりとりをやめる人も少なくない。当然、年賀状を出す・出さないは自由だ。年賀状は本来、心から“あの方に、ごあいさつを”という自発的なもの。あくまでも、送る側の心映えが形となったものである。
 元日に「明けましておめでとうございます」と祝いの言葉を届けるのは、とてもすがすがしい。それはある意味で“私も忙しさや不況に負けず、元気です!”という、晴れやかな心の表明となる。
 かつて本紙で、文筆家の中川越氏が、人が手紙やはがきをもらってうれしいのは、「差出人が自分に向き合ってくれた“時間のかさ”を感じ取るからでしょう」と語っている。大切なことは、手書きでもパソコン作成でも、費やした手間暇に込めた思いを、伝えられるものかどうか。受け取る人の琴線に触れるのは、書面の上手さ以上に、何より、送り手が尽くした“誠意”そのものである。
 今月17日付の本紙7面には、年賀状づくりで踏まえたい基本事項と、“手作り感”を出すための工夫点などがまとめられている。参考にしていただきたい。
 年賀状やあいさつ状を、真心から届けた分、また自分に届けられた分、そこから“友好の輪”は幾重にも広げられる。一枚のはがきが、心と心を深く結び合わせる契機となる――そう考えると、何だかワクワクしてくる。
 この年末年始、感謝の気持ちで一葉一葉をつづりながら、旧交を温め、新たな友情を広げつつ、「創価完勝・青年躍進の年」の幕開けを心豊かに迎えたい。

社説 2009年11月26日 聖教新聞ご案内 SEIKYO online

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