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環境保護は“未来を守る”こと



 昨年11月、「エコ・ミーティング」というラジオ番組が、九州国際FMで放送された。福岡市などの男女学生部員らと、アジア各国の留学生が、自然との共生や環境保全について研究発表や討議をするという試みの内容だった。
 参加した学生からは「環境と向き合うことは、私たちの“生き方”を見直すことに直結する」「地球を守るという共通の使命に進む学生の連帯を感じ、相手の国との距離が近くなった気がした」との感想が聞かれた。
 産業革命以降の「大量生産・大量消費・大量廃棄」――。千葉大学大学院の松野弘教授は、人類がこのような社会を構築した背景に、“人間社会の発展には自然破壊を容認してもよい”という「人間中心主義思想」があると指摘している(『環境思想とは何か』筑摩書房刊)。
 内閣府の国内調査では、成人以上の平均で91・7%の人が「自然に対して関心がある」と回答。その一方で、環境省の調査では、ごみの排出量はあまり減っておらず、横ばい状態にある。国民の環境への意識が高いにもかかわらず、問題改善につながらないということは、「人間中心主義思想」の本質がまったく変わっていないということであろう。
 こうした状況を、米ニューハンプシャー大学名誉教授のデニス・メドウズ博士は「技術の進歩がもたらすわけではなく、人間の意識・態度の問題なのです。だから難しい」(朝日新聞)と語っている。
 環境問題に関しては、技術的、政策的な選択はもとより、より根本的には、人間一人一人の意識を変えることが大事であり、内面を変革しゆく哲学があるかないかが、カギを握るといえよう。
 日蓮大聖人の御聖訓には「衆生の心けがるれば土もけがれ心清ければ土も清し」(御書384ページ)と。ここでいう「土」とは人間をとりまくすべての“環境”を指すが、一切は人間の心のいかんで決まることを鋭く指摘されている。“環境を汚すことは、自分の心を汚すことになる”のである。
 「『環境』を大切にすることは、『生命』を大切にすることであり、『未来』を大切にすること」と池田名誉会長。
 私たちは、“地球は未来の子どもたちから借りている、かけがえのないふるさと”との意識をもう一度確認しながら、一人一人が日常生活での環境保護の具体的な行動を心掛けたい。

社説 2010年1月27日 聖教新聞ご案内 SEIKYO online
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