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“科学と宗教の対話” 「壁」を打ち破る仏法の智慧と力



 環境や食糧など、直面する諸問題に対し、4人に3人は「さらなる科学技術の発展によって解決される」と思っているとの調査結果が発表された。科学への期待感が高まる一方、現代社会において「宗教が果たすべき役割」が、あらためて問われる時代に入ったと言えよう。
 一つの解答が、「中央公論」4月号の池田名誉会長と脳科学者・茂木健一郎氏との往復書簡「科学と宗教、その間の壁は破れるのか」にある。ここから、時代の閉塞感を打ち破る道を学びたい。
 名誉会長は、「宗教の役割」は人類を結ぶ「対話」にあると明言。相手を対等の尊厳をもった人格として見る「開かれた対話」こそが、ドグマ主義や原理主義を超克する唯一の鍵と強調する。
 これに対し茂木氏は、脳科学の観点から対話の意義に言及する。
 人間は孤立した存在にもかかわらず、「コミュニケーションを通して心を通わすことができるということは、尋常ならざる福音」と述べ、「脳の中には、対話を通して、共通の目的を実現するための潜在能力が備わっています」と綴る。
 両者は、人間は対話を通して「分かり合える」との見解で一致する。
 さらに、対話という共通の基盤に立った二人は、人間を縛り、分断する「壁」へとテーマを伸展させる。
 茂木氏は、人間の自由闊達な精神を発揮するために、「脱組織」というキーワードを提示する。その一方で、人間の脳にはお互いの悩みや不安を分かち合う「共苦」という働きが備わっていることに触れ、悩みを分かち合うところに組織の積極的な意義を見いだせると歩み寄る。さらに、「慈悲」の心によって「壁」はなくなるとの確信を述べている。
 対する名誉会長は「どんな困難な壁に直面しても、決して押しつぶされない。いかなる壁も勝ち越えゆく智慧と力を、人間は『心の宇宙』から湧きいだしていくことができる」との、脳科学とも共鳴する法華経の生命観を提示する。
 宗教と科学の壁、人間を縛り手段化する組織の壁。無数にある「壁」を、人類は打ち破ることができるのか――往復書簡からは、「異なる他者と学び合い、尊敬し合う」対話によって、人類が直面する壁は必ず乗り越えられるとの両者の熱いメッセージが伝わってくる。
 民衆の連帯を広げる創価の対話こそが、壁を打ち破る変革の力なのである。

社説 2010年3月17日 聖教新聞ご案内 SEIKYO online
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