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携帯の使用―子どもと語る機会を



 春休みは、新学期・新生活に希望をふくらませる子どもとの、絶好の対話の機会だ。この時に、携帯電話の使用方法についても、ぜひ、話し合いたい。
 通話だけでなく、ネット接続、ゲーム、カメラなど、多機能の携帯電話は、多くの子どもが手にしている。仲間と簡単に連絡が取れ、必要な情報も容易に得られる便利さには大きな魅力がある。しかし一方、さまざまなトラブルを抱える事例も増えている。そうした被害を防ぐために、2点、確認したい。
 1点目は生活習慣のチェック。「携帯依存」と言われるほど、携帯電話を常に見ていないと落ち着かない子がいる。友達からのメールを気にしたり、オンラインゲームに熱中したり。布団に入っても携帯電話を手放さないため、睡眠不足に陥り、朝食を抜き、授業中に居眠りするなど、学校生活に悪影響を及ぼす。勉強に集中できず、学力の低下も見られる。
 予防には、(1)携帯電話を使わない時間帯を設定する(2)使用は居間に限り、自分の部屋には携帯電話を持ち込まないなどの、家庭内のルール作りが必要だろう。
 2点目に犯罪被害の防止。ネット接続で、会ったことのない人とのコミュニケーションも可能になった。悪意をもった人間と遭遇し、金銭面や性的な被害、暴力に遭う事件が多発している。
 メールで交流を重ねても、ネット上で知り合った人間と実際に会うことは、危険を伴うことを十分に教えていきたい。
 また、(1)有害サイトの閲覧を制限するフィルタリングを設定する(2)個人情報は教えない(3)自分の画像は掲載しない(4)問題が起きたらすぐ親に相談するなど、基本的な点を確認するのも大事だ。
 見知らぬ人間が接触してくれば、多くの子どもは無視するが、中には連絡を取り、安易な気持ちで実際に会う子がいる。背景には、誰かに認められたい、必要とされたいという心理的欲求があるという。千葉大学の藤川大祐准教授は、被害を防ぐには「子どもが家庭や地域で十分に周囲の人から認められていると感じられるようにすること」が大切と指摘する。「地域の大人が連携して、子どもが異年齢の人とかかわる機会をつくる」ことも呼び掛けている。
 親子の話し合いをしっかり行うとともに、地域の底力が子どもの安全と幸福を守るとの認識を持ち、“未来の宝”を大切にはぐくんでいきたい。

社説 2010年3月29日 聖教新聞ご案内 SEIKYO online
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