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科学技術週間 “人間の幸福のため”を主眼に



 日本人同士が初めて宇宙で対面――。女性宇宙飛行士の山崎直子さんを乗せたスペースシャトル「ディスカバリー」は5日、宇宙へ出発。国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の野口聡一さんと合流し、共同作業を。科学技術が開く可能性は日進月歩で広がりを見せている。
 山崎さんは幼いころ、星の観測会やプラネタリウムを通し、宇宙に夢中になった。「宇宙はふるさとみたいな所」。小さいころのあこがれが“自身の目標”となって向学心を生み、夢への忍耐強い挑戦を支える原動力になっていった。
 しかし今、日本では児童・生徒の“理科離れ”が課題とされている。好奇心旺盛な子どもたちにとって「宇宙」や「科学」などに触れる経験は、夢や人生を広げる大きなきっかけになる。才能を芽吹かせるためにも、「触れる」大切さについて、教育の現場だけでなく家庭でも、認識を深めていく必要があるだろう。
 「科学万能」「経済至上主義」といった偏った考え方が、地球環境をむしばみ、生命軽視の風潮を生んだという側面はあるが、大切なのは、“人間の幸福のための科学”という視点であろう。
 電気自動車の開発、太陽光発電などによる「エネルギー革命」に象徴される取り組みもその一つ。地球温暖化を防いで生態系を守る技術に力が注がれている。また、生命そのものが持つ力を生かして、病気を治すことを目指したiPS細胞(人工多能性幹細胞)などによる再生医療の研究も急ピッチで進んでいる。
 今ほど科学者や技術者に、「生命を守る哲学」に立脚した地球を守る考え方、生命倫理が求められている時はない。
 脳科学者の茂木健一郎氏と池田名誉会長の往復書簡(「中央公論」)で、名誉会長は「宗教、なかんずく仏法と科学が、相補い、協調し合ってこそ、人類の幸福と繁栄に向かって、大いなる価値創造の道は開かれる」と述べている。
 世界的科学者・アインシュタインの「宗教を欠いた科学も、科学を欠いた宗教も、どちらも不備だ」という言葉もある。何のための科学か。用いる側の人間の哲学性を深めなければならない。
 18日まで「科学技術週間」。各地でサイエンスカフェなど、科学者と気軽に懇談できる場も持たれる。地球や人類の未来について、家族で語り合うきっかけにしてはどうだろうか。その語らいから、未来の科学者が育ちゆくに違いない。

社説 2010年4月14日 聖教新聞ご案内 SEIKYO online
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