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あす、父の日――「黄金柱ここにあり」の実証を



 今の若い父親世代には、家族こそ生きがいであり、大切にすべきと考える人が増えているといわれる。そのこと自体は悪くないことだが、臨床心理学者の河合隼雄氏は、父から子へのかかわり方に疑問を投げかける。

 昔は、子どもを怒鳴ったり、引っぱたいたりする父親がいて、家族同士、生きていることを実感する感情のぶつけ合いがあった。しかし今は、そのような衝突を避ける傾向がある。「誕生日会をやった」「入学式にも行った」と、子どもの希望を満たしてやる「かたち」に懸命になり、それで免罪符を得たかのような面も感じられる――というのだ(『父親の力母親の力』講談社刊)。もちろん、体罰を認めるという話ではない。親子の心の交流の姿を問い掛けているのだ。

 親も子も、誰一人として、この世に同じ人はいない。ならば各人、各家族で、問題の解決法が違っていて当然である。親子や家庭の問題に、完璧な「マニュアル」は存在しない。言うまでもないことだが、親は子の、かけがえのない個性を認めた上で、親として言うべきところは言い、心を尽くして対話していくことが大切であろう。

 一方で「100年に1度の危機」とされた一昨年からの世界同時不況で、最も矢面に立たされたのは、父親の世代である。家族に心配をかけまいと一人呻吟し、荒れ狂う嵐に懸命に耐え抜いた人も、数多くいたに違いない。壮年部の中にも、社会生活で苦難と戦いながら、家族や友の安穏と健闘を祈り、励ましてきたメンバーが多くいたことだろう。

 こうした現実社会の中で戦い抜いている父親の真剣味のある言葉と、社会と広布に尽くす誠実な姿は、家庭や地域を大きく前進させる力となる。

 池田名誉会長は、父たちに贈った。

 「『黄金柱ここにあり』との実証を、子どもや後輩たちに示し切れ! その雄姿を皆が誇らしげに見つめ、頼もしく待っている。

 壮年には偉大な力がある。乱世を勝ち抜く豊かな智慧がある。社会に築いてきた信用がある。その大長者の宝蔵をば、『勇気』ある信心で、断固と開ききっていくのだ」(随筆 我らの勝利の大道)

 あす20日は「父の日」。師弟に生きる父たちが、信仰を根本に社会の中で確実に力を出し切っていく。信念を貫く姿で、家族や同志に勇気と希望を広げたい。

社説 2010年6月19日 聖教新聞ご案内 SEIKYO online
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